不妊治療を初めて、いろいろ不妊の原因がわかったわけですが、その原因の一つにプロゲステロンの値が低いというのがありました。
プロゲステロンが低いと着床できても高温期が維持できず流産しやすいと言われています。
今回は、不妊治療の結果、プロゲステロンが低い私でも妊娠継続できた体験談をまとめておこうと思います。
すぐに読める目次
プロゲステロン(p4)とは?なぜ低いと妊娠しづらいの?
はじめにプロゲステロンとは、女性ホルモンの一つで、黄体ホルモンともいわれています。
ホルモン値の検査の時はp4とも記載されます。
プロゲステロンの働きは、着床をしやすくする環境を整えて着床を維持することです。
高温期を持続させたり、子宮内膜の厚みを維持したりする作用があります。
プロゲステロンの値が低いと、着床しても科学流産してしまう可能性が上がるのです。
プロゲステロンの正常値は、時期によって異なり、
- 卵胞期:1ng/ml以下
- 排卵期:1ng/ml以下
- 黄体期:5~30ng/ml
です。
着床を維持する黄体期のプロゲステロンのホルモン値は30以上であればよいとお医者さんには言われました。
プロゲステロンが低い私の妊活体験談
体験談の前にちょっと補足。
私は卵管が片方完全閉塞、片方細すぎるということがわかっており、タイミング法と人工授精では全然妊娠できず…、とうとう高額な体外受精に進むことになりました。
体外受精だと卵管の閉塞は関係ないので、着床できる可能性は上がるのですが、次の問題はプロゲステロンの値が低いということ。
プロゲステロンはどのくらい低かったのか?というと、排卵期で0.6ng/mlくらいでした。
お医者さん曰はく、妊娠できる場合もあるけどサポートしてあげたほうが可能性は上がるとのこと。
不妊治療で使っていたプロゲステロンの薬の種類
私が使用していたプロゲステロンの薬は、タイミング法の時と、体外受精の時で異なります。体外受精の時はより強力に着床をサポートするために、プロゲステロンの膣用ゲルが処方され、タイミング法の時は、1日1回のプロゲステロンの飲み薬(デュファストン)を処方されました。
タイミング法の時のデュファストンの料金は数千円なので、こんなものかという料金だったのですが、膣材のほうの料金ががめっちゃ高い…!!(^^;)
なおと一日1回、約3,000円…。
これをプロゲステロンの値が安定するまで、2週間続けることになりました。
ただでさえ、体外受精でお金がかかってるのに(TT)
↓処方された膣用ゲル(ワンクリンという名前)
デュファストン↓
膣用ゲルも飲み薬も薬を使うタイミングは、着床予定の日から飲み始めてくださいと言われていました。
プロゲステロン(p4)の薬をやめたタイミングは?
薬やめるタイミングなんですが、私の場合はちょっと特殊です。
実は、自分で妊娠検査薬を使ってhCG(着床すると分泌されるホルモン)の移り変わりを見ていたんですよ。
で、妊娠検査薬で数日反応が出たものの、そのあと検査薬がだんだん薄くなってそのあと真っ白に…。
絶対化学流産やん…!(TT)
絶望…。
と思って、勝手にプロゲステロンの薬使用するのやめちゃったんですよね。(後から考えると勝手にやめるのはダメだったな。)
1回目の妊娠判定の時もhCG出てるけど、ホルモン値が少なすぎて妊娠継続率20%と言われたし。
その20%の後の妊娠検査薬真っ白だったので、完全に化学流産だと。
だけど、その10後くらいに病院で再検査するとまさかのhCG1000越え!!
え、妊娠継続してる…!と妊娠が継続していることが分かりました。
その時にプロゲステロンのホルモン値を図ったんですが、値が32と薬を使わなくてもギリギリ基準値超えてる。
そのあと、真面目にプロゲステロンを服用しだす。
↓
次の検査でプロゲステロンが40超える。
↓
40って多いし、やっぱり補充いらんくない?と思って勝手にやめる。
↓
次の検査で、やめても基準値超えてる。
勝手にやめた旨を伝えて、超えてるならこれ以上プロゲステロンを補充しなくても大丈夫かということで、薬の使用が終わりました。
着床&高温期の体温は維持できたのか?
結果、プロゲステロンの値が基準値を超え続けたこともあり、着床も高温期も維持できました。
人工授精のときもプロゲステロンを服用して高温期が続いていたので、プロゲステロンを服用すると高温期が維持しやすいんだと思います。
ただ、化学流産の原因として受精卵の染色体異常とかもあるので、プロゲステロンを補充したからと言って必ず着床を維持できるわけではないと思います。
あくまでも流産の原因の一つとして「プロゲステロンの値が低い」というのがあり、薬によってその原因はつぶしておくということですね。
副作用のような症状はあった?
プロゲステロンの副作用として、
- 眠気
- イライラ
- 太る
があると言われています。
私が感じたのは眠気くらいです。
薬を飲みだしてから日中やたらと眠い。
イライラは不妊治療がうまくいかず、かつお金もなかったので、不安な日々といえば不安な日々を過ごしていたので、薬のイライラなのか不妊治療のイライラなのかはなぞでした。
まとめ
今回は、プロゲステロンが低くても妊娠継続できた私の体験談をまとめました。
- プロゲステロン(p4/黄体ホルモン)が低いと着床が継続しづらく、化学流産の確率が上がる。
- 高温期のプロゲステロンの理想の値は30ng/ml以上。
- 人工授精の時はデュファストンという飲み薬、体外受精のときはプロゲステロンの膣材を使用。
- プロゲステロンの膣材の値段が高すぎる。
- 薬を使用して着床と高温期を維持。
- 私が感じた副作用は眠気。
少しでも参考になるとうれしいです。