体外受精をしまして、ET10日目に不妊治療のクリニックでhCGを調べたとき、先生に言われたのが「hCGが低いですね。このhCGの数値の場合の出産率は20%です。」ということです。
しかも、自分で妊娠検査薬を試していた時、一度妊娠の反応がでたけど日を追うごとに妊娠検査薬の線が薄くなり、絶対化学流産だと思いあきらめていました。
そんなこんなであきらめてからのんびり過ごしていました。
でも、全く期待せずにむかえた再判定の日、なぜかhCGが伸びてることが判明しました。
その後、胎嚢と心拍も確認でき、無事妊娠継続できたんです。
今回はそんな体験談をまとめておきます。
hCGの値や伸び、出産率が気になる方は参考にできると思います。
すぐに読める目次
体外受精と妊娠判定日のスケジュール
採卵2日目の4分割の新鮮胚を移植しました。病院の方針が1回目は新鮮杯移植で、その後2か月目以降に育っている胚盤胞があればそれを移植するという方針でした。
で、スケジュールはこちら。
- 2018年11月28日:採卵
- 2018年11月30日:新鮮杯移植(4分割の受精卵)
- 2018年12月10日:hCGの検査1回目、D26日目、高温期12日目、ET10日目
- 2018年12月15日:hCGの検査2回目、D31日目、高温期17日目、ET15日目
- 2018年12月21日:hCGの検査3回目、D37日目、高温期23日目、ET21日目
Dや高温期、ET、BTなどの日付の数え方はコチラの記事にわかりやすくまとめました。
1回目の妊娠判定でhCGが低すぎて出産率が20%と言われる
妊娠判定日に血液中のhCGを測ったところ、なんと値が11.8。
hCGが順調に伸びている人だと100を超えるこの時期に、11.8(TT)
病院の先生がhCGの値と出産率のグラフを見せてくれて、そのグラフを見ると出産率が20%くらい…。
つまり、単純計算だと
- 着床が遅くこれからhCGが伸びていく人(20%)
- 着床したor子宮内膜にかすったけど、はがれてしまった。つまり化学流産の人(80%)
となります。
化学流産の可能性が高い…。
しかも、上に書いた通り自分で勝手に使っていた妊娠検査薬がだんだん薄くなっていたんですよね。
だから、化学流産だと勝手に思いへこみまくりました。
完全にあきらめモードです。
この日の妊娠検査薬の画像はコチラ。完全に真っ白…。天井に透かしてみたりしたんですが、本当に真っ白でした。
2回目の再判定でhCGが伸び100を超える(4週目)
完全にあきらめていて、お腹に力を入れないどころか毎日腹筋してすごしてました。
そして、とりあえず行くかーと向かったET15の2回目の再判定日。
hCGを見せられると、その値が100.8。
えーーーhCGが伸びてる!!
100超えてる。
驚きました。
プロゲステロンの薬さぼってたのに…。
とりあえずうれしい。
hCGが低いと子宮外妊娠の可能性がある?
ただ、次に不安になったのが子宮外妊娠です。
hCGが低いと子宮外妊娠の可能性があると聞いたことがあったからです。
胎嚢確認は5週目から6週目、遅いと8週目や9週目で確認できる場合もあるらしいです。
(4) hCG測定
正常妊娠では、着床開始後まもなくhCGが検出され始め、妊娠4週0日で血中hCG値は100~200 IU/lとなり、5週0日には約2000~4000 IU/lと指数関数的に増加する。子宮外妊娠の場合は、着床部位が子宮体部内膜以外の部位でおこるので、hCGの産生、分泌量は正常妊娠時に比し低値を示す。超音波で胎嚢が検出可能となる血中hCG値のレベル(discriminatory zone)は概ね1000~2000 IU/lとする報告が多く、2000 IU/l以上のhCG分泌がありながら子宮内の胎嚢を認めない場合は、子宮外妊娠を疑う。出典:子宮外妊娠の診断と治療
3回目の再判定でhCG1000を超え胎嚢確認
子宮外妊娠の不安もあり、hCGは1000を超えるまでは化学流産の可能性も高いのでその不安もあり、不安に思いながらET21で3回目の判定に向かいました。
で、再判定日。hCGが1139.5と無事1000を超えました。
超えてしまうとあっけないんですが、お医者さんと話すまではドキドキしていました。
そして、その日の内診で胎嚢も確認。
平均的な正常妊娠だとhCGは2,000~4,000あるみたいですね。
私の場合は、hCGが伸びるのが遅かったようです。
次来るとなると、お正月明けになるので、この日に胎嚢確認出来てよかった。
安定期まで妊娠継続できた!目指せ出産!
そんなこんなでこの記事を書いている今、妊娠21週まで継続できています!
ただ、着床しても不安と苦労は尽きず、
- 心拍確認できるんだろうか。
- 9週の壁を越えれるんだろうか。
- 胎児ドップラーを買ったのに心拍が聞こえない。流産かも…。
- つわりが辛く、朝から晩まで気持ち悪い。限界がきてトイレにしがみついて号泣。
- 無脳症かも…。
- 腰痛で腰が爆発する…。
- 流産になったら体外受精するお金がない。
などなど。
もうずっと不安で、全然安心できませんが、頑張るしかない。
世の中の女性はすごい。えらい。こんな思いをするなんて不妊治療を始めたときは思ってもいませんでした。
hCGが低いけど生理が来ない場合
最後に、hCGが低いけど生理が来ない場合についても書いておこうと思います。
私も生理が来なくて期待して妊娠判定日に検査に行ったらhCGが0という体験があるので…。
考えられる可能性としては、
- 着床が遅くてhCGが上がるまで時間がかかっている(今回の私の場合)
- 子宮外妊娠
- 着床して一定期間たったが、そのあと化学流産。化学流産が起こると出血がある
- プロゲステロンなど高温期を維持するためのホルモン剤を飲んでいる。飲み続けている間は生理が来ない(私が人工授精をしたときはコレ)
かなと。
hCGの伸びや子宮外妊娠は病院で測るのが正確なので、診察を待つのが一番いいですね。
それでも不安だという方は、妊娠検査薬の濃さで判断するのもあるかと思いました。
妊娠検査薬は生理予定日の一週間後からと書かれていますが、体外受精や人工授精など排卵日をはっきり予想できる場合、生理予定日の最速5日前から反応が出る人が多いです。
これだけhCGの上りが遅かった私ですら、生理予定日の3日前くらいから反応がでました。
なので、病院行くまで日があって不安という場合は、妊娠検査薬を使ってみてもいいかもですね。
hCGの値を、妊娠検査薬の線の濃さはコチラの記事にまとめたので、気になる方は読んでみてください。
まとめ
今回はhCGが低いけど妊娠継続できた体験談をまとめました。
不妊治療は喜んだり、へこんだり気分の上げ下げが大きくて疲れますよね。
期待したいけど、期待しすぎてダメだと辛いし、でも期待できないのも辛いし。
こんなパターンもあるんだなと思って読んでいただけると嬉しいです。
これを読んでいるみなさんが、少しでも早く望む結果を得られて、心穏やかな日々を過ごせるよう心から祈っています。